学校の体育の授業で逆上がりはできるようになりません

学校の体育の授業で逆上がりはできるようになりません

学校の体育の授業で逆上がりはできるようになりません

「うちの子、まだ逆上がりができないんです……」

そんな相談をよく受けます。でも、それは決してお子さんの運動神経が悪いわけではありません。実は、学校の授業だけで逆上がりができるようになる子は、ごく一部なのです。

ママたちに質問です

あなた自身は、逆上がりができたのはいつでしたか?

学校の授業で自然にできるようになりましたか?それとも、放課後に友達と練習したり、親に教えてもらったり、体操教室で習ったりしましたか?

現行の学習指導要領では、逆上がりは3年生の単元

意外に思われるかもしれませんが、現行の小学校学習指導要領では、逆上がりは3年生の単元になっています。つまり、学校で本格的に教わるのは3年生からなんです。

1〜2年生の間は、基本的な鉄棒遊びや支持の練習が中心。逆上がりのような高度な技は、まだ指導内容に含まれていません。

こみぞ体育教室では、2年生までに全員できるように指導しています

学校で教わる3年生より前にできるようになることが大切です。

なぜなら、2年生までにできないと、それ以降できる可能性は低いからです。神経系の発達が活発な時期を逃すと習得が難しくなり、3年生の授業では限られた時間で個別に教えてもらうことも難しいのが現実です。

2年生までが重要な理由

① 神経系の発達のゴールデンタイム

神経系の発達は6歳までに約90%、12歳までにほぼ100%完成すると言われています。特に1〜2年生(6〜8歳)は、複雑な動きを習得するのに最適な時期。この時期を逃すと、体の使い方を覚えるのが格段に難しくなります。

② 体が大きくなる前に習得すべき

低学年のうちは、体重に対する筋力の比率が有利です。学年が上がるにつれて体重が増えると、自分の体を持ち上げる力がより必要になり、習得のハードルが上がってしまいます。

③ 苦手意識が固定化する前に

「できない」という経験が積み重なると、「自分は運動が苦手」という意識が固定化します。特に3年生になって周りができているのに自分だけできないと、チャレンジする気持ちそのものが失われてしまうのです。

④ 学校の授業では個別指導が難しい

3年生の体育の授業では、クラス全員を限られた時間で指導しなければなりません。すでにできる子もいれば、全くできない子もいる中で、一人ひとりに合わせた丁寧な指導を受けるのは現実的に難しいのです。

運動嫌いになる原因の第1位は「逆上がり」

ある統計では、「運動が苦手」と答えた学生の主な原因として、【幼稚園から小学校低学年で、鉄棒でみんなができたことができなかった(特に逆上がり)】という回答が最も多かったという事実があります。

幼少期のたった一つの「できなかった」経験が、その後の人生で「運動が苦手で運動不足」という状態を作り出してしまう。これは本当に悲しいことです。

逆に言えば、そこを乗り越えれば、将来の健康づくりの土台はできたも同然です。

逆上がりは、適切な指導があればできるようになる

逆上がりは決して才能や運動神経だけで決まる技ではありません。

  • 腕の引きつけ方
  • 足の蹴り上げ方
  • 体の回転のタイミング
  • 鉄棒を握る位置や力の入れ方

これらのポイントを一つひとつ丁寧に教え、段階的に練習すれば、ほとんどのお子さんができるようになります。

こみぞ体育教室では、一人ひとりの発達段階や体の使い方に合わせて、最適な練習方法を提供しています。だからこそ、2年生までに全員ができるようになるのです。

今が大切な時期です

お子さんが今、年長さんから2年生の間にいるなら、まさに逆上がりを習得する最高のタイミングです。

この時期を逃さず、適切な指導を受けることで、お子さんは「できた!」という成功体験を得られます。そしてその経験が、運動への自信、チャレンジする心、そして健康な体づくりの土台となるのです。

「また今度でいいや」と先延ばしにしている間に、この貴重な時期は過ぎていってしまいます。

お子さんの未来のために、今できることを始めませんか?

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